野底岳の民話

野底集落は、1732年に黒島から村人を野底に強制移住させて開拓された場所です。
当時の悲しい伝説を動画でご紹介します。

この動画の曲は石垣島出身のシンガーソングライター、前花雄介さんの歌です。
2010年8月に行われた、石垣島の南の島の星祭りでこの曲が歌われました。
私も見ていましたが、生で聴くのは初めてでとても感動しました!早くメジャーデビューしてほしいです。

野底マーペー

山頂の物語
昔、黒島では人が多くなりすぎて、琉球王府が人の住まない石垣島の野底地区に黒島の半分の人を強制移住させました。

その中にはマーペーという娘がいました。マーペーにはカニムイという恋人がいたのですが、カニムイは黒島に残り、二人は琉球王府の命令により離れ離れになってしまいました。

ある日、野底に強制移住させられたマーペーはカニムイがどうしても忘れられず、せめてカニムイが住む黒島を見たいと思い野底岳に登りました。

しかし石垣島で一番高い於茂登岳が立ちはだかり黒島が見えません。マーペーは大声で泣きました。
そのままマーペーは祈るように座ったまま冷たい石になっていたと言うことです。

以来この山を野底マーペーと呼ぶことになりました・・なんとも悲しいお話です。

野底岳を登る時は、マーペーとカニムイのことも頭に入れながら登ると少し違った登山ができると思います。  

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